2017年8月、米国バージニア州シャーロッツビルで開かれた白人至上主義者の集会は、それに反対する団体との衝突に発展、3人が死亡する惨事となった。 その後、ドナルド・トランプ大統領の元上級顧問スティーブ・バノンは、ネオナチ主義者やネオ南部同盟支持者、クー・クラックス・クランを批判し、「彼らの居場所はアメリカ社会にはない」と主張した。 だが、BuzzFeed Newsが入手した「爆弾」とも言える内部文書からは、バノンの発言とはまったく逆の状況が浮かび上がってくる。バノンが築きあげたWebサイト「ブライトバート」に、過激なオルタナ右翼のための居場所が大量に用意されていたのだ。 2016年の大統領選挙戦中、ブライトバートはバノンのリーダーシップのもと、オルタナ右翼(Alt-right)を取り込もうと躍起になっていた。 オルタナ右翼とは、暴力的・人種差別的な右翼活動で、ドナルド