日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー! 今回紹介するのは、『ぼくとぬえちゃんの百一鬼夜行』 『ぼくとぬえちゃんの百一鬼夜行』第1巻 大塚英志(作) 樹生ナト(画) KADOKAWA ¥580+税 (2016年5月20日発売) 東京ネコジャラ町に住む小学生たちにばらまかれたスマートフォンとそこにインストールされた「妖怪を呼ぶアプリ」。じつはそれをつくったのは、百鬼夜行に描かれたいにしえの妖怪たち。 彼らは新たに生み出された新妖怪を「アバター」とすることで、現代に復活しようとしていたのだ。 妖怪絵師・鳥山石燕の子孫、小学生の柳太(やなぎった)は、よみがえるいにしえの妖怪たちを封印する使命を受ける……。 『多重人格探偵サイコ』を手がけるマンガ原作者として知られ、民俗学の著作も持つ大塚英志の新作は、現代ガジェットを介して新・旧の妖怪