・じぶんの恥というか、弱点を言ってしまうのですが、 ぼくは掃除というものが苦手です。 苦手というのはちょっといい言い方で、掃除が嫌いです。 もし、ひとりで暮らしていたら、 ほとんど掃除しないで生きていたと思います。 なぜならば、と開き直って言うのも申し訳ないのですが、 ゴミとかホコリとかバイキンが、目に見えないからです。 昔の時代に生まれたガキのまま、だったのです。 よく床に落ちた食べものも、3秒以内に拾えば食べられる、 という「3秒ルール」が語られますが、 ぼくのある種の無意識は、どこもなにも汚くないので、 3秒が3分でもへっちゃらなのです。 しかし、そういうじぶんだけの感覚の他に、 社会がどう考えているかということも知っているので、 ぼくは、せいぜい3秒のあたりで妥協してきました。 衛生観念が、根本的におかしいのです、正味な話。 しかし、ぼくの周囲は掃除が行き届いています。 家庭内上司