ゲームや音楽、マンガ、映画など今後の成長が期待されるコンテンツ産業の市場規模が、2年連続で縮小していることが18日、民間調査会社の集計で分かった。2008年度の市場規模は、前年度比0.2%減の12兆8627億円。インターネットを通じた安価なコンテンツ配信が急成長する一方、従来型の音楽CDや映画のDVD、書籍といったパッケージソフトの落ち込みを補えなかった。 米アップル社の携帯音楽プレーヤー「iPod」。ネットを通じて音楽や映像のデータを買うスタイルを浸透させた 8月までに公表された統計を調査会社ヒューマンメディアがまとめたもので、(1)パッケージソフト(2)放送(3)映画館やカラオケなど興行・施設(4)インターネットによるコンテンツ配信(5)携帯電話による配信−の5分野で集計、分析した。 それによると、パッケージソフトは、前年度比3.9%減の6兆803億円。前年度の3.6%減から減