店の様子 あぶり餅 一文字屋和輔(いちもんじやわすけ)は、京都府京都市北区にある和菓子店。今宮神社の旧参道にあり、あぶり餅だけを提供している。創業は平安時代中期の長保2年(西暦1000年)。2020年現在、飲食店としては日本最古の老舗であり、いわゆる「1000年企業」の一つである[1]。 店名の看板表記は「一文字屋和助」あるいは「あぶり餅 一和」とも表記され、通称は「一和」。「一文字屋和輔」とも「一文字屋和助」とも書き、正式表記は不明である[2]。 一文字屋和輔の歴史は今宮神社の歴史に重なる。今宮神社は994年(正暦5年)に悪疫退散の祈願をしたのが始まりで、祈願には竹が使われ餅が供えられた。1000年(長保2年)、初代がそれらを参拝者にふるまったのがのが始まりと言われている[3]、あるいは初代が香隆寺の名物「おかちん(勝餅:あぶり餅)」を今宮神社に奉納したのが始まりともいわれている[4]。