沖縄県内各地で成人式があった7日、那覇市の国際通りでは午後2時から同6時半までの間、新成人の暴走と危険行為などによる逮捕や保護の件数がゼロだった。那覇署と県警本部が260人態勢で警戒に当たったが、同署は「今までにない落ち着きだった。国際通りの警戒だけでなく、校区単位で保護者と対策したことも大きい」と分析した。 例年、那覇市の新成人らは各中学校単位での式典を終え、国際通りに集まる。そろいのはかま姿で歩道を埋め尽くしたり、暴走や酒瓶を持って暴れたりするなどの危険行為を警察官が規制していた。 同署幹部は「今年の新成人は注意指導をしっかり聞き入れてくれ、混乱はなかった」。多くの新成人らが写真撮影に訪れる午前中の首里城周辺でも、大きな混乱はなかったという。 てんぶす那覇近くにある土産品店の男性店員(23)は、「こんなに静かな成人式の日の国際通りを初めて見た」と驚いた様子。「小雨が降り続いたことで天候