映画『パリ、テキサス』や『ベルリン・天使の詩』などで知られるヴィム・ヴェンダースの監督作品『パレルモ・シューティング』が、9月3日から東京・吉祥寺のバウスシアターで公開される。 同作は、世界的な写真家を主人公に据えたロードムービー。ドイツのデュッセルドルフからイタリアのパレルモへの旅を中心に、「生と死」や「愛」といった古典的なテーマをヴェンダース流に描いている。キューバ音楽のドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』をはじめ、音楽との深い関わりをもつ同監督だが、この『パレルモ・シューティング』のストーリーでも音楽が重要な役割を果たしているという。 キャストには、主人公のカメラマン役をドイツの人気バンド「DIE TOTEN HOSEN」のメンバーであるカンピーノが演じるほか、これまでにもヴェンダース作品に登場経験のあるルー・リードが本人役で登場する。また、2010年に逝去したデ