Spring BootによるAPIバックエンド構築実践ガイド 第2版 何千人もの開発者が、InfoQのミニブック「Practical Guide to Building an API Back End with Spring Boot」から、Spring Bootを使ったREST API構築の基礎を学んだ。この本では、出版時に新しくリリースされたバージョンである Spring Boot 2 を使用している。しかし、Spring Boot3が最近リリースされ、重要な変...
Ruby 3.3リリース! 新機能解説 Lrama LRパーサジェネレータが切り開く、Rubyの構文解析の未来 シンプルで強力な文法はRubyの特徴のひとつだと言われています。その文法を技術的に支えているのがパーサです。Ruby 3系のひとつの目標として、LSPやRBS、TypeProfをはじめとした各種ツールの拡充があります。それらのツールは多くの場合AST(抽象構文木)というプログラムをパースした結果を対象に解析を行います。そこでこれらのツールに対してより良いAPIを提供するべく、Rubyのパーサを刷新する動きが活発になっています。 最新のRuby 3.3ではパーサの内部に大規模な改善が入っています。この記事ではRuby 3.3で導入されたLrama LALR (1) パーサジェネレータについて紹介します。 パーサジェネレータ ——パーサをどのようにして実装するか パーサを実装す
「1999年か2000年頃、私は37signalsというWebデザイン企業を経営していました。2人のビジネスパートナーとWebデザインを受注していたのです」(Fried氏) Fried氏は本業とは別に再度プロジェクトとしてオンライン書籍データベースの開発に取り組んでいました。開発はPHPで行っていたものの、Fried氏はプログラミングでつまづきます。 当時はまだStackOverflowのような技術的な質問に答えてくれる掲示板などなかった時代。Fried氏はブログに「誰かこの問題を解決する方法をご存じですか?」と書き込みます。 するとデンマークからメールが届きます。メールを書いてきたのがDHH氏でした。 「私は(37signals社の)Signal vs. Noiseというブログを以前から熱心にフォローしていました」とDHH氏。 「ブログで彼の質問を見て、私は『おお、この答えを知っているぞ
Ruby 3.3リリース! 新機能解説 Ruby 3.3 YJITのメモリ管理とRJIT 〜すべてが新しくなった2つのJITを使いこなす 2023年12月25日、Ruby 3.3.0がリリースされ、様々な新機能が加えられました。本連載では実際に携わった皆さんにその新しいRubyをご紹介いただきます。 RubyはJust-In-Time(JIT)コンパイラという機能を備えており、これを有効化すると実行時に機械語を生成して様々な最適化が行なわれ、実行が高速になります。Ruby 3.3にはYJITとRJITという2つのJITコンパイラがあり、デフォルトでは無効になっていますが、それぞれ--yjitと--rjitで有効化できます。 この回では、Ruby 3.3でYJITの性能特性が変化した点や、YJITに新たに追加された便利な機能、またRJITはどのように使うものであるかについて解説します。 YJ
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