通信環境が変化する今年、来年はコンテンツのリッチ化への過渡期となる 「アウェー感がある」と切り出した昨年と違い、誰より注目される立場となった今年の田中良和氏にアウェー感はなかったに違いない。基調講演では「ゲームショウ会場で面白そうなゲームが沢山あるのを見て、ゲームを仕事にすることのうれしさを実感しています」という言葉から、ソーシャルゲームのすすむこれからについてを語り始めた。 田中氏は、まずソーシャルゲームの進化が進む過程ではネットワークと携帯通信機器の進化が大きいことを挙げ、「スマートフォンやLTEの普及が進む今年、来年はソーシャルゲームの過渡期にあたり、ゲームの中身についてもより高性能なハード・ネットワークに対応したものへの進化が求められています」(田中氏)と分析する。その可能性の例として、「Monster Hunter Massive Attack」(カプコン)「METAL GEAR