そろそろ寒い季節の到来と言う事で、今回は冬のアウトドア必須のアイテムである白金触媒式カイロを紹介します。どう~ですか~? この懐かしいというかレトロというか一周して可愛いアイテム。 まず懐炉(カイロ)と言えば“使い捨てカイロ”が昨今の主流ですが、それまでは白金触媒式カイロが主流でした。 すでに白金触媒式カイロを知らない世代も多いと思うので、ここで軽くカイロの歴史をつづってみましょう。 カイロの歴史 古くは温石と呼ばれる物が江戸時代からあったらしいのですが、これは温めた石を布で包むだけの簡易な物で発熱は持続しません。カイロと呼ぶにはほど遠い代物です。 その後、江戸時代後期には灰式カイロと呼ばれるカイロの原型が登場します。これは金属製の容器に木炭末と灰を詰めた物で、ある程度の時間は暖かさを持続できる物でした。現在も特殊な用途で使用されており、例えば“真冬の天体観測”等でレンズの結露防止のために