大手通信関連会社の48歳の元社員が会社のサーバーにアクセスし、機密情報を不正に取得したとして、不正競争防止法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。この元社員は在日ロシア通商代表部の職員らに情報を渡したという趣旨の供述をしているということで、警視庁は、25日外務省を通じてロシア側に職員らの出頭を要請しました。 警視庁の調べによりますと、荒木元社員は去年2月18日、会社のサーバーにアクセスし、機密情報を不正に取得したとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。 これまでの調べで、荒木元社員は容疑を認めたうえで、機密情報については、在日ロシア通商代表部の職員にそそのかされ、情報を渡したという趣旨の供述をしているということです。 また、平成29年に帰国した在日ロシア通商代表部の元職員も関わっていた疑いがあるとみて、警視庁は、25日外務省を通じて2人の出頭を要請しました。 調べに対し、荒木元社員