2012年6月14日から17日までの4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで「東京おもちゃショー2012」が開催された。昨今の大企業の展示会離れで見本市も規模縮小傾向にあり、ややブース数が少なめだったが、セガトイズ、タカラトミー、バンダイが大型ブースを展開し、カワダ、ローヤルなどの老舗が独自の強みを見せていた。 どこもかしこも“スマホ連携玩具” まずとにかく目立ったのは、iPhoneをはじめとするスマートフォン(以下、スマホ)と連携して楽しさが増すタイプの玩具。例えば、バンダイの「スマートペット」は犬型ロボット的な玩具だが、なんと顔に当たる部分にiPhoneをはめ込み、そこに表示される画像が顔になるというもの。顔に触ると表情が変わり、身振りでもリアクションを取る。食べ物を与えたりゲームをしたりと一緒に遊べるのだが、面白いのは顔の部分を取り外すとiPhoneだけでも遊べること。耳付きのケースが