川崎市多摩区で11日に自転車の母子が死傷した事故で、神奈川県警多摩署は12日、道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転過失致死傷の疑いで、川崎市麻生区王禅寺西、飲食店経営、小松裕子容疑者(61)を逮捕した。同署によると「自転車がはみだして来たので、救護義務はないと考えた」と容疑を否認している。 逮捕容疑は11日午前10時15分ごろ、多摩区生田7丁目の県道で乗用車を運転中に、同区の主婦、加藤美佐子さん(36)と次男智仁ちゃん(1)をはね、智仁ちゃんを死亡、加藤さんに重傷を負わせ、そのまま逃げた疑い。 多摩署によると、加藤さんは自転車に乗り、智仁ちゃんは後部のチャイルドシートに座っていた。目撃情報から小松容疑者が浮上した。