告示から3日目となる千葉県知事選で、全4候補のうち2人が1日、神戸市で選挙運動をした。公職選挙法は他県での選挙運動を禁じていないが、約460キロ離れた他県で複数の候補が演説するのは異例。現場は拍手とヤジで騒然とした。 午後1時40分ごろ、同知事選に立候補している政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が神戸市中央区のJR三ノ宮駅前で話し始めた。選挙カーには、街頭演説に必要な「標旗」が掲げられた。約3時間20分に及んだ演説内容の大半は、兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑に関連する話題。約1時間50分たってようやく「千葉県知事選を行っています」と言うと、現職の熊谷俊人氏(47)が各党の県連組織の支持を得ていることに疑問を呈した。しかし、すぐに兵庫県の話題に戻った。 終わると、他の候補の応援を目的に立候補する「2馬力選挙」に当たらない範囲で立花氏を応援するという政治団体「つばさの党」の
