コンビニエンスストアの優劣はIT投資で決まる。「コンビニはシステム産業」と言い切るファミリーマートの上田準二社長はそう指摘する。同社は、国内では中高年層の顧客開拓や過疎地での小型店舗展開を推進し、海外では他の大手に先駆けてアジア開拓を急ぐ。陣頭指揮を執る上田社長に、コンビニビジネスとそれを支える情報システムの将来像を聞いた。 経営トップとして、ITの役割をどのように捉えていますか。 私はこれまで、主に営業を担当してきました。俗に言えば、アナログ人間です。その私が社長に就任してから、大規模な情報システムの更改を2回経験しました。特に最初のときは、ハードからソフトまで全部更改しました。 そのとき「なぜこんなに金がかかるのか」とシステム担当者に聞きました。私がITに詳しくないこともありましたが、作り手の論理でマニアックに作り込んでほしくなかったからです。システムを活用するのは加盟店やスーパーバイ
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