ジョブスケジューラ TORQUEの利用法 梶原 広輝, 廣安 知之, 三木, 光範 ISDL Report No. 20050809003 2005年 7月 1日 Abstract 本報告では, クラスタなどで利用されているジョブスケジューラの一つであるTORQUE（Tera-scale Open-source Resource and QUEue manager）[1]の利用法についての報告である. 1 はじめに クラスタは通常, 複数のユーザが同時に利用する. あるユーザが他のユーザのジョブが実行されていることを意識しないでジョブを実行してしまうと, 一つのノードで複数のジョブが同時に実行される可能性がある. プロセス数の多い並列ジョブほど, ジョブの衝突が起こる可能性が高くなる. 他のユーザのジョブと衝突しないように気をつける場合も, プロセス数が多い並列ジョブほど, ど
MauiとTorqueによるジョブ管理システムの構築 スケジューリングサーバMauiとキューシステムTorqueを組み合わせればジョブ管理システムを作ることができる。ちなみにTorqueはOpenPBSのバグフィックス版なのでほとんど互換性がある。ドキュメントはOpenPBSのほうが充実していたりもする。 インストール tar.gzを展開してコンパイルするまでの手順は同じだが、makeする時にLANGをCにしておかねばならない。 スケジューリングポリシー スケジューリングするにあたって、以下のポリシーで運用することにする。 同時実行できるジョブは最大二つ。 長時間ジョブの優先度は短時間ジョブより低くし、短時間ジョブが投入されると長時間ジョブはスリープさせる(Preemptor、Preempteeの設定)。 Torqueのデーモン Torqueで走るデーモンは以下の三つである。 pbs_se
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