三重県と奈良県を結ぶ自動車専用道路およそ60キロの区間に設置されている「非常電話」の8割以上が故障で使えないことがわかりました。国道事務所は携帯電話の普及などで必要がなくなったとしていますが専門家は緊急時に混乱を生むので早急に撤去すべきだと指摘しています。 事故などを通報するための非常電話の大半が使えなくなっているのは、自動車専用道路「名阪国道」のうち、三重県亀山市と奈良市の間のおよそ56キロの区間です。 この区間を管理している北勢国道事務所によりますと上下線に設置されている非常電話136台のうち、8割を超える116台が経年劣化などで故障し使えないということです。 名阪国道は無料の自動車専用道路で設置の義務はなく、国道事務所は携帯電話が普及し、国道の状況をカメラで把握しているためトンネル以外は非常電話は必要なくなったと説明しています。 北勢国道事務所の草川保重副所長は「古くて部品が製造され