この画像を大きなサイズで見る サメ、両生類、鳥類、そして一部の哺乳類にいたるまで、「白くて柔らかいお腹」を持っている。本来、生き物にとって一番のウィークポイントであるはずの腹部なのに、なぜ柔らかくて、白いのか? 主に外来生物の研究を行っている米生物学者、ジャクソン・ランダースがその謎に答えてくれた。 1.動物のお腹はなぜ白いのか? この画像を大きなサイズで見る 下にいる捕食者からの襲撃に遭いやすい動物のお腹は、たいていは淡い色になっている。泳いだり、飛んだり、登ったりする時に、お腹の色が薄い色であれば、背景の水や空の色に溶け込み、下にいる捕食者の目を紛らわすことができるからだ。 この画像を大きなサイズで見る 他に、「カウンターシェイディング」と呼ばれるカモフラージュを利用する動物もいる。これは、光を受ける体の部分に濃い色を、光が当たらない部分に明るい色を配色することで、動物の姿が視覚的に平
2014年、ブログへの初エントリー。ブログ初めということで2014年の予想話でもしようと思う。といっても、2014年のサイエンスにおける予想をNature誌が載せていたので、それを翻訳しつつ、自分の感想を加えて書く程度のこと。元の記事は以下になるので、詳しく読みたい方はどうぞ。 → What to expect in 2014 : Nature News & Comment 遺伝子改変サル 慶応大学の岡野栄之教授のグループ(参考)を含む、いくつかのグループが免疫系や脳の疾患を持つ遺伝子改変サルの作成を目指しているとのこと。最初のキメラ猿の報告がたった2年前にCellに出たもの(参考)なので、次の段階の論文が出るのは時期尚早な気がするが、疾患解析を目的とした遺伝子改変サルの作成は、間違いなく世界の何処かで進行中だろう。 倫理的な問題をはらんでいるが、マウスよりもサルの方が近縁のため、人間の疾
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