【ワシントン=加納宏幸】米NBCテレビは7日、国家安全保障会議(NSC)が北朝鮮政策見直しの中で検討している北朝鮮の体制転換に関し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の殺害が選択肢として上がっていると伝えた。在韓米軍への戦術核兵器の再配備とともに、すでにトランプ米大統領に報告されたという。複数の情報機関や軍の高官が明らかにした。 NSCはトランプ氏の指示を受けて「あらゆる選択肢」を対象にした政策見直しを実施。北朝鮮指導部を排除する計画は「斬首作戦」と呼ばれ、金委員長のほか核・ミサイル開発計画に責任を持つ高官の殺害が検討されているという。 戦術核の再配備先に関し、NBCはソウル南方の米空軍烏山(オサン)基地とみられると報じた。米国はジョージ・ブッシュ(父)政権時代の1991年に韓国に配備していた戦術核を撤去。トランプ氏は6、7両日に中国の習近平国家主席と行った首脳会談で「朝鮮半島の非