2020/11/26 01:32 (JST)11/26 13:46 (JST)updated ©一般社団法人共同通信社
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コラム 【セルジオ越後コラム】なでしこジャパンを使い捨てにするな Tweet 2011年07月23日11:04 Category:コラムセルジオ越後 日本が女子W杯で優勝してから、今日で5日が経った。彼女たちが成し遂げた偉業については、改めて言うまでもない。本当に素晴らしいの一言だ。あの日以来、メディアはなでしこジャパンのオンパレードとなっているね。 メディアは、ニュースが生活の糧だ。他のスポーツがあまり盛り上がっておらず、世界水泳までの空白期間の今、なでしこジャパンは格好のターゲットとなっている。過去最大とも言ってもいいフィーバー状態だ。当然予想されたこと、また懸念されていたことではあるけど、あまりにエスカレートしている印象を受けるね。 数字が取れなくなるまで、彼女たちを使い倒すのだろう。継続的に女子サッカーを取り上げていこうという姿勢など、微塵も感じられない番組構成が目立つ。女子サッカ
なでしこジャパンのW杯優勝と、それに伴う報道の激化について、「言葉が足りないとサルになる」の著者で専修大学教授・岡田憲治さんがこのようにツイートしている。 「なでしこの何が素晴らしかったのか、サッカーがどれだけ素晴らしいスポーツなのか、そこに焦点を絞った報道をしてくれ。選手の家族を連れて来てコメントさせるのは止めてくれ。「日本人の物語」はやめよう。サッカーの話をしよう。こんな事は滅多に無いのだから。変えて行こう。サッカーを語れ!」 「『感動をありがとう』はやめよう。そう思っても、違う言葉で言ってみよう。いつもの、例の、あの、辟易するようなお仕着せの言葉をしまいこもう。新しい言葉で彼女達の偉業を讃えよう。彼女達のサッカーの何が素晴らしかったのかを、あくまでもサッカーの話の中で語り尽くそう」 「なでしこの特別な偉業を、いつものやり口で「消費」しようとしているメディアの皆さん。特別な偉業には特別
日本が敗れた。南アでのワールドカップサッカーのベスト16での戦い、PKの末にパラグアイに惜敗した。 翌日の新聞は一面トップでこの「悲劇」を伝えている。また、朝の情報番組を観れば、司会者やコメンテーターが口をそろえてこんな風に語っている。 「感動をありがとう」 「勇気をもらいました」 「日本代表にお礼を言いたい」 一般人ならまだしも、スポーツ報道を扱うメディアの人間にしては、またずいぶんと安上がりに感動するものである。 どうも、この種の言葉に違和感がある。仮にも公共の電波を使って、「感動したり」、「お礼をしている」ヒマがあったら、日本の敗因、もしくはパラグアイの勝因について、解説の一つでもしてもらいたいものだ。 歓喜に沸く日本の中で 冷静な批判は難しいのか そもそも、今回の日本代表の戦前の目標は、ベスト4であったはずではないか。それは岡田監督自らが設定したものである。 にもかかわらず、結果は
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