アサヒビールは18日、世界で初めてアルコール分とカロリーをともにゼロとしたビール風味飲料の新商品「ダブルゼロ」を8月3日から売り出すと発表した。通常のビールの製造時に使う麦汁を使わず、麦芽エキスを使用することで、カロリーゼロでも、コクのある飲み応えを実現した。 店頭想定価格は350ミリリットル缶が138円と、ライバルのキリンビールの「フリー」より10円安く設定した。年内に80万ケース(1ケース=大瓶20本換算)の販売を目指す。 アサヒは、アルコール分ゼロの炭酸飲料で、「ポイントゼロ」と「ポイントワン」「レーベンブロイアルコールフリー」の3種類をそろえているが、ダイエット志向に対応して新商品はカロリーもオフにした。 アルコールゼロの炭酸飲料は、キリンが昨年4月に発売した「フリー」が約400万ケースを売る大ヒットを記録。各社も相次いで追随し、“ゼロ戦争”が激化している。