世の中には、「ドミノ倒し式に成果を2倍、3倍にする」といった、魅惑的な宣伝文句を謳ったビジネス本やセミナーがたくさんあります。そうした本を読み、セミナーに参加したときは、「自分にもできる」とやる気がわいてきますが、しばらくすると意欲はしぼんでしまうものです。 そうした手段によって成功を手にするのは、ごくわずかな人だけ、それはなぜでしょうか? このような本などで語られる理論を、「日常生活に適用するのは非現実的で、大半の人にとっては到底無理なこと」だからと説くのは、マイケル・オールデン氏です。 ビジネスの現場で、発破をかける意味合いで使われる「人の2倍の努力」とか「120%の努力」でなく、たった「5%の努力」。それにはどんな効用があるのでしょうか。 5%多く稼ぐには多くの人が、今より多くの収入を得たいと考えています。しかし、それがうまくいかないとすれば、それは才能とか運が足りないのではなく、5