越前敏弥 Toshiya Echizen @t_echizen 文芸翻訳者。全国読書会トラベラー。訳書『オリンピア』『ロンドン・アイの謎』『十日間の不思議』『生か、死か』『オリジン』『ストーリー』『世界文学大図鑑』『解錠師』『ダ・ヴィンチ・コード』『Yの悲劇』など。著書『翻訳百景』『文芸翻訳教室』『名作ミステリで学ぶ英文読解』『日本人なら必ず誤訳する英文』など。 https://t.co/xLAxViOYwK
印刷の日本語は、非常に質が高い。編集者や校正者によってチェックされているからだ。 それに対して、ネットの日本語は質がバラバラだ。書くことのプロでない一般人が日本語を書くので、どうしてもそうなってしまう。 かといって、お金をもらうわけでもない文章にそんなに手間はかけられない。自分で気をつけるのが精一杯だ。 ここでは、気をつける時*1に参考になるようなことを、「森のくまさんの謎」を例として、特に「漢字と平仮名の使い分け」を中心に書いてみる。 ここでは、解説記事などの実用文を想定している。 また、この記事は「森のくまさんの謎」のようなスタイルを身につけたい人を対象としているので、もちろん誰かに強制するつもりはない。 漢字と平仮名の原則 大きな原則として、「意味の重いところは漢字で書き、軽いところは平仮名で書く」というものがある。以下では、それを具体的に解説する。 形式名詞は平仮名で書く また、娘
Google を辞めてから、頭を冷やすためにゆっくり休んで、その間にいろいろ考えた。 辞めた時に勢いで書いた記事には「IME の会社を受けてみたい」と書いたけれど、それでいいのか確信もなかった。 だって、IME の会社というと、某国産 IME *1を作っている*2徳島の会社ってことになるんだけど、はっきり言うと…斜陽の匂いがするっていうか…。 一方で、ネットの日本語表記に対する違和感のようなものが、だんだんと自分の中でふくらんでいた。やたらと漢字が増えててムカツク…。 自分で N-gram かな漢字・漢字かな変換のような実験的なものは書いてみたけど、頑張って IME にしたところで ATOK ほどの使い勝手にならないのはわかってるし…。 頭の中で、こうしたゴチャゴチャした思いが渦巻いていた。こういう時に行動を起こしても、いい結果にならない。Google に行ってしまったのは不幸なミスマッチ
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