連載最終回となる今回は、ホワイトハットハッカーのキャリアについてお話します。筆者の場合は、プログラム開発→社内IT→プリセールス→テクニカルアカウントマネージャ(TAM)→セキュリティエンジニア(セキュリティアナリスト)→現職というパスを経てきています。 社内IT時代は大規模感染系ウイルスが流行しており、その対応に追われていました。その中、検知したマルウエアの動作を(あくまでも趣味の範囲で)分析していました。 また、TAM時代にはセキュリティインシデント対応や各種資格を取得するなど、多くの経験と知識を得ることができました。なお、セキュリティ系のエンジニアというと当然理系の出身と思うかもしれませんが、どちらかと言えば筆者は文系の人間でした。 キャリアパス ホワイトハットハッカーは、民間企業または政府のキャリアパスに進む可能性があります。政府系の例の1つとして、警視庁ではサイバー犯罪を専門的に