日本市場への参入を決めた米動画配信支援企業のBrightcove。民放キー局のサイト制作業務なども手がけるテレマーケティング国内大手のトランスコスモスから出資も受け、その準備も整った。 YouTubeに沸く日本を含む世界市場、その一方で問題視される著作権侵害、さらにはいかにして収益モデルを構築すればいいのかという問題──。 依然として混沌した市場の中で、同社はどのような狙いと戦略で、日本攻略を進めるのか。創業者で最高経営責任者(CEO)のJeremy Allaire氏に聞いた。 ――「Cold Fusion」の開発やMacromediaのCTOを務めてきた経歴を見ると、動画配信支援のBrightcoveを設立したのは必然だったように思えます。 インターネットが普及する以前の1990年代にこの世界の存在を知り、非常に興奮したことを覚えています。その時に、「メディアやコミュニケーションに関して