メタデータをダウンロード RIS形式 (EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり) 認識的不正義 飯塚理恵 序文 本稿では,認識的不正義をテーマに論じていく.ミランダ・フリッカーの『認識的不正義』は2007年に出版されて以来,認識論研究に大きな影響を与え続けてきた1.今や,欧米の大学の哲学専攻の学生で,認識的不正義について見聞きしたことがない者を探すのは難しいほどである.本稿ではまず,フリッカー(2007)の提唱する二つの認識的不正義がどのようなものなのかについて紹介し,次に,認識的不正義の議論を,認識論・倫理学・フェミニスト哲学研究の流れの中に位置づけて理解する.最後に,『認識的不正義』出版後の議論の発展について述べよう. 1節:認識的不正義とはどのようなものか 本節では二種類の認識的不正義がどういった不正なのかを理解することを目
Meta社が開発するAIモデルのシリーズである「Llama」は、高性能で費用対効果が高く、比較的寛容な条件で頒布されていると多くの人々から見做されていることからシステムへの採用や派生モデルの開発等の利用が拡大しているように見受けられる。しかし、Meta社のCEOが自ら「Llamaはオープンソースである」と喧伝することで本当にLlamaがオープンソースであると誤解する傾向もあり、またLlamaライセンス契約自体に幾つかの厄介な問題が潜んでいるにも関わらず採用が進むことで今後法的な問題が生じかねないと考えられる。そこで本稿では、先ずLlamaライセンス契約のオープンソースへの適合性から解説することとする。 なお、Llamaライセンス契約のモデル利用時における注意点に関しては別の記事とする。 AIはtypoする Llamaのオープンソースへの適合性 1. オープンソース性を否定する主要な理由 1
Meta’s platforms are built to be places where people can express themselves freely. That can be messy. On platforms where billions of people can have a voice, all the good, bad and ugly is on display. But that’s free expression. In his 2019 speech at Georgetown University, Mark Zuckerberg argued that free expression has been the driving force behind progress in American society and around the worl
2025.01.04 高度な偽装を狙う「技術」と、究極的な真実の解明を目指す「科学・純粋数学」 カテゴリ:人生観・テレビ・芸能人 真逆の方向性を向いている「技術」と「科学・純粋数学」 昨年は、自分自身の研究活動や私生活等、個人的な環境においても、また世界情勢の主立った動きが展開される舞台においても、本来常識的な機能を果たすはずの様々な仕組みが、幾多もの不具合や露骨な矛盾を起こし、次第に機能不全に陥っていく様子が取り立てて印象的だったように感じます。そういった現象の背景を探っていくと、ここ数十年大きな注目を集め、全世界の人民の生活に多大な影響を及ぼしてきた、IT技術や人工知能等、様々な新技術が果たしている役割、特にその技術と、多種多様な形の「偽装」や「虚偽」、平たく言うと、「ウソ」との、抜群の相性の良さが目立ちます。 そもそ
jack dorsey on his exit from bluesky, how twitter lost its way, jack’s strategy for ending censorship forever, new background on the elon saga, and the death of social media as we know it Bluesky was launched to become the open source protocol layer for social media platforms, but the team ended up “literally repeating all the mistakes we made” at TwitterJack’s challenges at Twitter: a hostile boa
田中東子先生の論文(論文というよりエッセイ?)読んでるけど、slut shamingの意味を間違えていらっしゃるのでは…? pic.twitter.com/FO4r2qSsxs — 𝕳𝖎𝖗𝖔𝖐𝖔 𝖄𝖆𝖞𝖆𝖓𝖊⚡️雑談用 (@chat_le_fou) November 27, 2024 このツイートを皮切りに、@chat_le_fou氏、@skerenmi氏、@eguchi2023氏、@cagami_pica氏、@dokushoa氏、@LazyWorkz氏、@ura_account55氏ら多数のツイッタラーが、田中論文の検討を開始した。 というのも、今まで誰も話題にしていなかったのが不思議なくらいに、「ツッコミどころ満載の論文」だったからであろう。 私もこの流行に乗って、田中論文の検討を行った1人である(Xには書いていない)。 この記事は、その過程で「研究不正」と思わ
ことの発端はダンダダンのオカルンをアフリカ系に変更したファンアートがTwitterで投稿されたことだ。 この投稿に対して複数の日本人ユーザーが引用リポストで異を唱えた。 特に最も注目を集めたツイートは37万ものいいねがされた以下の投稿だ。 https://x.com/eem_hw/status/1865085131721183733 37万はちょっと今までとは桁が違うレベルの投稿であり国外のアニメオタクに完全に拡散された形になる。 以前からアニメキャラクターの肌を暗く塗ったり、髪の毛をカーリーヘアにすると言うような改変を加えたファンアートは主にアフリカ系アメリカ人の間での流行であり様々なSNS等で投稿されていた。 しかし一方でわずかにでも肌の暗いキャラクターを白い色彩で表現したファンアートは差別的だとされ糾弾されてきた。 直近で起こった最も大きな例が、大川ぶくぶが書いたスプラトゥーンのイイ
0. はじめに 2024年11月17日の兵庫県知事選挙において、斎藤元彦氏が当選した。パワハラ疑惑や内部告発への対応などで批判にさらされ、県議会で不信任決議案が全会一致で可決されて失職した斎藤氏の逆転劇に対して、「大手新聞やテレビなどのオールドメディアを信じず、SNSや動画サイトでの真偽不明の情報に踊らされた民衆が斎藤氏支持に回った」などの論評が、一部でなされている。筆者は社会心理学を専門とする大学教員であるが、「論理的思考が苦手なほど、SNSの情報を信じ、斎藤氏を支持したのか?」という問いを立て、選挙後の11月21日と22日にオンラインでのアンケート調査を実施した。すると、必ずしもそうとは言えない結果が得られた。むしろ、兵庫県民においては、論理的思考が得意な人の方が、“斎藤氏は被害者だ”と考える傾向が、非常に弱くではあるが認められた。研究者による調査結果は、本来学術論文の形でまとめるのが
multi-llm-agents.md Are multi-LLM-agent systems a thing? Yes they are. But. Yoav Goldberg, Nov 24, 2024 This piece started with a pair of twitter and bluesky posts: let's talk about "agents" (in the LLM sense). there's a lot of buzz around "multi-agent" systems where agents collaborate but... i don't really get how it differs from a thinking of a single agent with multiple modes of operation. what
Recently due to various events (namely a lot of people getting off of X-Twitter), Bluesky has become a lot more popular, and excitement for its underlying protocol, ATProto, is growing. Since I worked on ActivityPub which connects together Mastodon, Sharkey, Peertube, GotoSocial, etc, etc, etc in the present-day fediverse, I often get asked whether or not I have opinions about ATProto vs ActivityP
すでに報じられているとおり、年齢が若い層ほど、今回の選挙では斎藤前知事に投票した割合が高い。で、以下の報道(ヘッダー写真も)が典型だけど、その理由は「TVでなくネットで情報を得る世代」として説明される。だいたいは、軽薄だとする批判のニュアンスを伴なって。 ほんとうにそうだろうか。正確には、「それだけ」だろうか。 2020年代の前半は、大手メディアがこぞって「これが正解!」と打ち出した風潮が、実際には誤っていた時代として歴史に刻まれる。日本に関するかぎり、自粛政策はウイルスに対してムダだった。世界的に見ても、ワクチンには副作用があり、ウクライナは戦争に勝てそうにない。 ウイルスとワクチンに関して、(とりわけ日本の)若年層は、全メディアが総がかりしての「大コケ」から最大の犠牲を蒙った世代である。さして怖くない病気のために外出を規制され、「思いやり」と称してワクチン接種も強いられた。 「みんなが
Experts variously put it down to a backlash against the #MeToo movement, efforts to achieve gender equality and the siloing of entertainment and news sources, but Trump’s victory in the “manosphere” is just one part of an unprecedented phenomenon across the world, in which the politics of a single generation has split across the gender divide. While votes are still being tabulated, last week’s ele
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