政治と行政の閉鎖性に切り込む 解散総選挙の公示日を迎えたいま、私は小池百合子都知事が誕生した去年の夏のことを思い出しています。 小池都知事誕生以前の都政は、都議会のドンと呼ばれた内田茂さんをはじめとした都議会自民党がやりたい放題で不透明感が漂っていたことは、皆さんも覚えていらっしゃるでしょう。オリンピック関連施設の建設費はどんどん膨らみ、築地市場の豊洲移転に費やされた血税も6000億円にも上り、その後の赤字垂れ流しも確定していた状況でした。 そんな中で小池さんは「都政の透明化」を掲げて出馬し、「伏魔殿に切り込んで欲しい」という期待を背負って知事になられた。小池都政の政策の肝が「情報公開」であったことには、必然性がありました。 そして今、小池都知事は「希望の党」の代表として、国政にも影響を与えようとしている。その公約の柱の一つである「憲法改正」の最大の目的は「国民の知る権利」を盛り込むことで