東京電力は11日、中東のカタールから年間100万トンの液化天然ガス(LNG)を購入する契約を締結したと発表した。原発の稼働停止で、東電は平成24年度のLNG消費量を過去最高の2327万トンと見込んでおり、世界最大のLNG生産能力を持つカタールと新規契約を結ぶことで安定調達につなげる。 購入契約は今年8月から33年12月までの約10年間。価格は非公表だが、値決め方式は他の長期契約と同様に原油相場に連動させる見通し。東電は「他の契約と同水準か低いレベルで(価格)交渉が妥結した」としている。東電はすでにカタールと年20万トンの長期購入契約を結んでいる。福島第1原発事故を受け、昨年4月にカタールから100万トンの追加購入を持ちかけられ、交渉していた。 今回の締結で、東電のLNGの長期購入契約調達量は年1900万トンとなる。
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