テレビ販売の不振が伝えられて久しいが、家電メーカー各社はそれぞれのアプローチで切り抜けようとしている。70V型や80V型といった大画面液晶テレビに注力するシャープは7月6日、春に発表した“AQUOSクアトロン”「GL7/G7ライン」の販売戦略を改めて語った。 「アナログ停波以降、薄型テレビの販売は前年割れが続いている。しかし、50V型以上の大型機はむしろ拡大しており、中でも60V型以上は大きく伸長している」(シャープ国内営業統括兼国内AV営業部長の居石勘資氏)。 シャープがターゲットに据えているのは、2003年~2006年度に初期の薄型テレビを購入したユーザー。は37型以上が累計376万台も販売されており、今後は買い替え需要が本格化すると見ている。 また、もう1つの“埋もれたターゲット”として紹介されたのが、2010年~2011年にエコポイント需要で慌ててデジタルテレビを購入したものの、『