今年3月、マレーシア航空370便が行方不明になった際、ブリスベーンで報道陣に声明を読み上げていたマンさん(右)=AP 【クアラルンプール=児玉浩太郎】ウクライナ上空でマレーシア航空17便が撃墜されたとみられる事件で、義理の娘夫婦を失ったオーストラリア在住の女性ケイリーン・マンさんは、今年3月に消息を絶った同航空370便でも親族を失っており、二重の悲劇に見舞われた。 AP通信によると、17便には、マンさんの義理の娘のマリー・リツクさんとその夫が搭乗。夫婦は1か月の欧州旅行から帰国する途中だった。今年3月に370便が失踪した際には、マンさんの兄弟のロッド・バロウズさんとその妻が搭乗していた。 わずか4か月の間に繰り返された悲劇に、マンさんの兄弟のグレッグ・バロウズさんは「彼女は全てを奪われてしまった」と嘆いた。 一方、マレーシア紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」(19日)などによると、墜落した