内田洋行が開発した4K顕微鏡。ミジンコの毛や体表面の模様が見える=東京都江東区 教育機器大手の内田洋行はハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4K」テレビで見られるデジタル顕微鏡を開発し、6日に始まった見本市「ニュー・エデュケーション・エキスポ」(東京・有明)で公開した。内蔵した高性能のカメラでとらえた映像を4Kテレビに転送すると、800万〜1千万画素の高精細な映像でミジンコの触角に生えた毛や心臓が動く様子を観察できる。学校などでクラス全員が同時に見られるような使われ方を想定している。1〜2年後に4Kテレビが普及すると見込み、そのころの発売を目指す。価格は30万〜50万円程度になる見通し。 関連記事4Kテレビ、大手3社出そろう 早くも低価格化競争(5/28)4Kテレビ商戦、はや本格化 各社、買い替え需要に期待(5/22)〈BCN〉迫る4K時代 展示会「ファインテックジャパン」でみる高精細パネ