18年前に兵庫県姫路市で起きた強盗事件で有罪が確定した男性について、判決の認定とは異なる犯行状況が防犯カメラの映像の解析で明らかになったとして、弁護士が、裁判のやり直しを求めて新たな証拠を裁判所に提出しました。 この事件は、平成13年、兵庫県姫路市の郵便局に2人組の男が押し入り、2300万円が奪われたもので、有罪判決が確定したナイジェリア人の40代の男性が、服役後に無実を訴え裁判のやり直しを求めています。 郵便局の防犯カメラの映像では、2人組のうち判決で男性とされたほうの犯人が窓口のカウンターを乗り越えて画面の外に消えたあと、もう1人の犯人が目出し帽を脱ごうとした瞬間、不自然なノイズが入っていました。現場には目出し帽が1つ残されていて、判決では、もう1人の犯人が脱いだと認定されています。 ところが、男性の弁護士によりますと、アメリカの研究者に依頼して修復した映像では、もう1人の犯人は目出し