東京都の下水処理施設の汚泥焼却灰などから高い放射線量が検出されたことが、日本共産党都議団の調査でわかりました。党都議団は22日、都に上下水道施設の放射線測定態勢・汚染物質の処理対策の抜本的強化を申し入れました。 調査は17、20、21の3日間、南部スラッジプラント(大田区)、東部スラッジプラント(江東区)、新河岸水再生センター(板橋区)の3施設で放射線量を測定したもの。南部スラッジプラントでは、混練施設内の混練灰から10センチの距離で年間2000時間以上作業した場合に1・5ミリシーベルト以上の被ばくとなる毎時0・752マイクロシーベルトを測定。東部スラッジプラントの側溝で0・269マイクロシーベルト、煙突付近で0・142マイクロシーベルトと年間1ミリシーベルトを超える高い値でした。 申し入れでは「厳重な監視と対策が必要」として(1)全処理施設で、放射線測定態勢の抜本的強化と公表(2)従業者