米国で具体的な動きを見せつつある医療機器のサイバーセキュリティ対策。医療機器ユーザーの視点に立ったガイドラインづくりも具体化している。 本連載の第10回で取り上げた米国の医療機器サイバーセキュリティ。医療機器ユーザーの視点に立ったガイドラインづくりも具体化している。 米国NISTが無線輸血ポンプのセキュリティガイドライン草案を公表 米国では、食品医薬品局(FDA)が2014年10月2日に、医療機器のサイバーセキュリティ管理に係る承認申請手続の内容に関するガイドラインを公表し(関連情報、PDFファイル)、2016年12月28日に医療機器の市販後管理向けサイバーセキュリティガイドラインを公表した(関連情報、PDFファイル)。 医療機器製造者/販売者の視点に立ったガイドラインを整備/運用するFDAに対して、技術標準化の視点からガイドライン整備を行っているのが米国立標準研究所(NIST)だ。例えば