福島・浪江町長「原発は原爆だ」 原水爆禁止大会でスピーチ 町の現状について話す馬場町長=6日、広島市の広島県総合体育館 福島第1原発事故で避難区域に指定された福島県浪江町の馬場有町長が6日、広島市で開かれた原水爆禁止世界大会の広島大会最終日に出席し、スピーチで「われわれの生活を破壊した原発は原爆だ」と話した。主催者の原水爆禁止日本協議会によると、原発事故の被災自治体の首長が大会に参加するのは初めて。 馬場町長は「事故から515日たった今も放射能との戦いは続き、町民は離散して生活している。私たちは幸せになることが許されないのか。再生可能エネルギーの普及について知恵を出し合うべきだ」と述べた。 「広島の皆さまと連携し、長く厳しい道のりを歩む所存だ」と宣言し、約7200人の参加者から拍手が送られた。 福島県双葉郡から中通り地方に避難している高校3年の南原怜奈さん(17)、清水美沙さん(17
関連トピックス原子力発電所東京電力福島原発周辺町村の浪江町の手帳への賛否と意見 東京電力福島第一原発事故で立ち入り禁止の「警戒区域」などとなった福島県浪江町が、避難時の動きなどを記録する「放射線健康管理手帳」を月内に町民に配り始める。広島や長崎で原爆の被害に遭った人に交付される被爆者健康手帳と同様に手帳を持つ人には医療費の自己負担分が免除されるような支援も国に求めていく方針で、広島に原爆が投下された8月6日には馬場有(たもつ)町長が交流のため訪問する。一方、周辺の自治体にも呼びかけるが、同調する動きは広がらない。 福島県は昨年6月から、放射線の人体への影響について調べるため、アンケート形式の「県民健康管理調査」を実施している。住民の被曝(ひばく)量を調べるため、事故から2週間は1時間単位で行動を記入させるなどし、計4カ月間の記録をもとに被曝量を推計。回答者には調査結果や、今後の健康
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く