ここで言う「主権」とは、国政、即ち国の政治のあり方を最終的に決定することを意味する。これは権威的でも、権力的でもある。最高権威にして最終権力というのが通説である[要出典]。 「国民主権」は、歴史的で多義的な概念であり、その時代、論者によって内容が異なる概念である。「主権在民」または「人民主権」ともいう。 「人民主権ないし国民主権」は、17~18世紀にかけて、社会契約説の概念を背景に、ロック、ルソーによって発展させられた概念である。「人民」と「国民」は、peuple プープルとnation ナシオン(フランス語の表記。英語ではpeopleとnation)という対立的な概念として図式化されることもある また「国民主権ないし人民主権」は、フランス、ドイツのほか、アメリカ合衆国[注 1]、日本(日本国憲法は「国民主権」を永久不変の根本原理として[要出典]明記している) 他、多くの国家の現行憲法で採