護送中のA級戦犯指名された人物ら。最前列通路側左が荒木貞夫、その斜め後ろが東條英機 A級戦犯(Aきゅうせんぱん、英語: Class-A war criminal)は、 第二次世界大戦後、連合国が「平和に対する罪」を問うために訴追した日本の戦争犯罪人のこと[1]。戦犯は戦争犯罪人の略[2]。 第二次世界大戦における枢軸国のドイツの降伏後、1945年(昭和20年)8月8日に英国、フランス、アメリカ合衆国、ソビエト連邦の連合国4ヵ国が調印した国際軍事裁判所憲章では、通例の戦争犯罪に加えて、平和に対する罪と人道に対する罪が新たに規定された。国際軍事裁判所憲章では、a.平和に対する罪、b.(通例の)戦争犯罪、c.人道に対する罪の3つが英語原文でabc順になっているため、項目aの平和に対する罪で訴追された者を「A級戦犯」[3][4]、項目b、項目cで訴追されたものをそれぞれB級戦犯、C級戦犯と呼ぶ[注