内戦が続くシリアで、イスラム過激派組織に拘束されたとみられる日本人男性について、男性の解放に向けて過激派組織側に働きかけているという武装勢力の幹部は、過激派組織側から「男性は無事で、われわれのもとにいる」というメッセージを受け取ったことを明らかにしました。 シリア北部のアレッポ郊外で、千葉市の湯川遥菜さん(42)とみられる男性がイスラム過激派組織「イスラム国」によって拘束されたとする映像がインターネット上に掲載され、隣国ヨルダンの日本大使館が事実関係の確認を行っています。 この男性が拘束される直前まで行動をともにしていたというシリアの反政府勢力「イスラム戦線」の幹部は20日、NHKの電話取材に対し「過激派組織から捕虜の交換に前向きなメッセージが届いた。メッセージは『男性は無事で、われわれのもとにいる』という内容だった」と述べ、過激派組織側から男性が無事だと知らされたことを明らかにしました。