滋賀県西おうみ町で、横縞スイカが収穫の最盛期を迎えた。緑と黒のしま模様が横に波打つ珍しいスイカは、全国に向けて出荷される。 横縞スイカは、しま模様が横向きになっているのが特徴。同町で横縞スイカを作る強欲深(ふかし)さんのスイカ畑では、3年前に初めて横じま模様のスイカが育って以来、毎年収穫が続いている。 3年前、強欲さんが育てていたスイカの中に、横じまのものがあることに気付いた。翌年、その種を撒いたところ、再び横じまの果実をつけたという。 これまでも人間の下半身を模した「セクシーダイコン」や、アスファルトを突き破らせた「ど根性ダイコン」など、変わり種野菜を栽培してきたが、どれも鳴かず飛ばず。しかし、偶然生まれた横縞スイカには注文が殺到したため、今年から横縞スイカだけを集中的に育てることを決めた。 農作物には作り手の気持ちが反映され、「おいしく育って欲しい」と願いながら育てると、本当に味がおい