原爆投下直後、初めて広島を訪れ救助活動を行った外国人、赤十字のマルセル・ジュノー博士は「広島の恩人」として知られる。 広島では毎年、6月に行われるジュノー記念祭でその功績が祝われ、平和公園には記念碑が建立されている。博士の長男ブノワ氏(ジュネーブ在住)にヒーローだった父親について語ってもらった。 当時、赤十字国際委員会(ICRC)駐日主席代表だったジュノー博士は原爆投下から1カ月後の1945年9月8日に現場を訪れた。広島の惨状を前にして、連合軍司令部から15�dもの医療品を送らせ、自らも医療救援活動に当たることができたのは彼の過去の功績のお陰だったとも言える。 マルセル・ジュノー博士については詳しくは「ヒロシマの恩人 ジュノー博士の功績」をご覧下さい。 swissinfo: 昨年は「ジュノー生誕100周年祭」で日本を訪れたと聞きましたがどうでしたか? ブノワ氏: やはり、大変感動的でした。