栗原健太は昨シーズン序盤こそ統一球に苦しめられたが、8~9月と2カ月連続で月間MVPを受賞。最終的には打率.293、17本塁打、87打点の成績を残した。 まずは2005年に導入された“飛ばないボール”にまつわる都市伝説を紹介しよう。 あの頃は、まだ球団別に使用球を決めていて、ある大手メーカーのものが「よく飛ぶ」と評判をとっていた。 実際に'04年にそのメーカーのボールを使っていた巨人は、年間259本塁打と驚異的な数字をマーク。また同じ球を使っていた横浜も194本、パ・リーグでもロッテ以外が使って5球団合わせて777本の本塁打が乱れ飛ぶシーズンだった。 ADVERTISEMENT そして'05年に“飛ばないボール”が導入されて、本塁打は激減した。この年の巨人の本塁打数は186本と実に73本減。横浜も51本減って143本塁打で、パ・リーグ5球団の総数も684本と100本近く減少した。 シーズン