プロ野球の中日で活躍し、日本ハムの監督も務めた野球評論家の大島康徳さんが6月30日に大腸がんのため死去したことが、5日分かった。70歳だった。葬儀は親族らによる密葬で4日に行われた。近年は「ステージ4」の大腸がんや肝臓などへの転移を告白し、治療を受けながら野球評論家としての活動を続けていた。 【写真】大島さん、息子たちの看病に感謝 大島さんは大分・中津工から1969年にドラフト3位で中日に入団。88年には日本ハムに移籍し、44歳まで現役を続けた。26年間で通算2204安打、382本塁打を記録。引退後は2000~02年には日本ハムで監督を務め、東京中日スポーツ、NHKで野球評論家としても活躍した。 大分弁で「負けてたまるか!」を意味する「負くっか」の思いを貫徹した人生だった。長打力を見込まれ、プロ入りと同時に野手に転向。不器用を努力で克服し、安定感はなくてもガムシャラなプレースタイルでファン