トルコ人は森の中でもチャイを飲むらしい 晴れている平日にピクニックへ行った。割と都会的な場所に住んでいるけど、車で10分くらい走らせれば森へ辿り着ける。 森の中を歩いていると、木製の椅子とテーブルを多く見かける。もちろんフリーで使える。場所が気に入らなければ、テーブルと椅子を移動できる。なん…

ヘッドホン好き必読「新・萌えるヘッドホン読本」 2008.06.28 Saturday 新・萌えるヘッドホン読本 商業誌に匹敵するクオリティで大人気、「幻のプレミア同人誌」とも呼ばれていた「萌えるヘッドホン読本」が大幅にパワーアップして商業化。掲載機種も26種から41種に、そしてヘッドホンアンプ6機種のレビューや各業界の方へのインタビューなど新規コンテンツも大幅追加。あと、もともと豪華メンバーだった絵師さんにKEIさんやえれっとさんなども加わりさらに豪華な事に。 そもそもこの本は何なのか簡単に説明すると、まず右ページに各ヘッドホンの詳細なレビューがあり、そして左ページにそのヘッドホンを装着した女の子のイラストが載っています。写真はありませんが、どれも精緻に描かれたイラストなので実際に装着したイメージが湧きやすいです。イラストは全てフルカラー。 対象機種は3,000円以下のものから20万円を
もう少ししてから読もうかと思ったが、「破綻した神キリスト(バート・D・アーマン)」(参照)つい読み始めて、そして熱中して読んだ。本書は昨日「極東ブログ: [書評]捏造された聖書(バート・D・アーマン)」(参照)でもふれた聖書学者バート・D・アーマン(参照)が、この世界の苦悩について聖書がどのように見ているか、その多様な見解を正確にまとめたものだ。「人はなぜ苦しむのか」という問いに聖書はどように、多様に、答えているかが、その多様さと整理の点で、きちんとまとめられている。哲学・神学的にはこの分野は神義論と呼ばれる。 本書が類書の神義論とかなり異なるのは、それを聖書学者として客体的に描くだけではなく、著者アーマンがそれを自分の信仰との関わりのなかで真摯に問い、聖書の各種回答には納得できない、だから聖書の神を信じることはできない、と明言していることだ。この本は彼の棄教の本でもある。 邦題はそうした
速水健朗新刊(原書房)。ちょうおもしろい! 社会学的な見立てもばっちり決まって、綿密なリサーチと共に展開される論旨も説得力じゅうぶん。ケータイ小説を論じながら、同時に郊外論であり、携帯電話の普及にともなうあたらしいかたちのコミュニケーション論でもあり、九〇年代から〇〇年代にかけての文化論でもある。こうしたたくさんのキーワードが、速水の提示するひとつの枠組みの中にぴったりと収まる気持ちよさが味わえる好著でした。これ、すごくいいですよ。「なにかを上手に説明されるとすごく気持ちがいい」というわたしの性格にぴったりの一冊、「説明されたがり」の欲求を満たしてくれるテキストである。 わたしは東京に住んでいて、ふだんは新宿の紀伊国屋か、渋谷のブックファースト(移転してからはいまひとつ好きではない)、もしくはパルコ地下のリブロで本を買う。映画を見るのも、同じく新宿か渋谷。車は持っていないから、買いものをす
すべての「はたらきたい人」にオススメ。 「ほぼ日の就職論」という触れ込みだが、就職活動している人にとどまらない。「はたらくこと」の根っこまで掘り下げて、「ほらっ」て見せてくれる。糸井重里がいうには、 「はたらくこと」って、どういうことなのか。 それについての自分なりの答えは「大切にしてきたもの」を考えることで、見えてくるのではないだろうか。 仮に、就職活動をうまくやるための「すぐ効く処方箋」のようなものを求めて読むと、完全に肩透かしを喰らう。いっぽうで、漫然と働いていながら「はたらくこと」について何らかのヒントが欲しかった人にとっては、読んでよかったな、と思える一冊になるだろう。 企業の人事担当や、キャリアマネジメントの研究者など、いわゆる「就職のプロ」の話から、漫画家(しりあがり寿)やミュージシャン(ピエール瀧)など就職していない人たちにとっての「はたらくこと」、さらには「矢沢永吉」の中
1 :前スレの>>3:2007/11/18(日) 14:49:16 ID:zDzpDUdu >ERROR:このスレッドは512kを超えているので書けません! とのことで対策は無いそうなので新規スレに移行します。 前スレ http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1143140545/ 660 :名無しのオプ:2009/02/11(水) 19:33:07 ID:UqdNiNGN >>659 661 :名無しのオプ:2009/02/12(木) 00:06:57 ID:7lPwgb/A >>657は書斎だろスルスル 662 :名無しのオプ:2009/02/12(木) 01:49:48 ID:2JxjlM5H 子供の頃一度だけ入った親父の部屋(開かずの間)は間違いなく書庫であって書斎じゃなかったぜ (あとでめっちゃ怒られた…たぶん子供が見ちゃいかん本も置
「何はともあれドラッガーは読んどけ」という、尊敬する人からのお達しにより、今ごろなのですがP・F・ドラッガーの本を読んでいます。 いま読んでいるのは「はじめて読むドラッガー」シリーズの社会編「amazon:イノベーターの条件」。 まだ40ページしか読んでないのですが、これが自分的に大ヒット。ドッグイヤーがワンワン言いながら読んでます(=読み返したいところのページの角を折りまくってます)。 いまの自分の最大の関心事は、クリス・アンダーソンが提唱した「フリーエコノミー」の行方とその位置づけ。その上で、いままでの米国を中心とした経済至上主義、資本主義って何だったんだろうなぁとか、お金以外に価値を図る指標+目盛りってどういうものだろうなぁとか、そんなものをいろいろ探してます。 そんな自分にヒットしたのがこれ。 ヨーロッパの秩序が、キリスト教を基盤とするがゆえに自由と平等を追求せざるをえないとすれば
・科学する麻雀 もし私が麻雀現役だった学生時代にこの本を読んでいたら、こういう紹介文章なんて絶対に書かないで、知識を独り占めにしていたと思う。この本を読む前と後では、麻雀の強さが数パーセントは確実にアップしたんじゃないかと感じている。必勝法が書いてあるわけではないのだが、科学的に正しい情報を得て配牌に迷いがなくなるから、確実に余裕が生まれる。 著者はインターネット麻雀対局「東風荘」の実戦データを大量に収集して解析している。数万件、数十万件ものデータをベースに、戦略・戦術の発生確率や勝率を厳密に計算して、長年雀荘で語られてきた根拠のない俗説を次々に論破していく。 まず確率的には、ほとんどのケースで「先制リーチせよ」「手変わりを待つな」が正解になることが明かされる。よほど高い手が狙える稀な場合を除いて、安くても、どんどんリーチで攻めるべきなのだ。 「和了の大部分は、純粋に数学的な理由によって、
この内容の濃さ、そして突っ込みの方向と度合い、もはや新書ってレベルじゃない。 本書は、哲学書としてのツァラトゥストラを解読するというよりは、むしろ悦ばしき知恵としてツァラトゥストラを哲学書以前の神話的小説として読み解こうという本だ。それだけに哲学者ニーチェの分析という視点で読み始めると、肩すかしをくらうかもしれない。 まず引き出しの多さに驚かされる。 遠近法主義では光学を論じたり、奇妙な登場人物をアルチンボルドの肖像画を取り出して見せたり、ヒュー・ケナーの「ストイックなコメディアン」をひいて「ユリシーズ」と比較して見せたりと、多芸すぎる。また結合術(アルス・コンビナトリア)をはじめとして、ある種の専門用語がバシバシでてくるので、わかる人には愉快なんだけど、初心者にはさっぱりだろう。このあたりも新書っぽさゼロである。 一貫して文学としてのツァラトゥストラを論じる文学センスも興味深い。 奇書と
科学を学ぶ学生が必ず読むべき本を1冊だけあげるとすれば、私なら本書を選ぶ。私が学生時代に読んだのは岩波新書の青版だったが、久しく絶版になっていた。本書が文庫に入ったことは朗報だ。 『生物と無生物のあいだ』に感動した読者が本書を読むと、そのアイディアが基本的にシュレーディンガーのものだということがわかるだろう。福岡氏もそれを認めていて、「原子はなぜそんなに小さいのか?」という問いを本書から引用している。そして生物が「負のエントロピーを食べて生きている」複雑系だという洞察も、本書のもっとも重要な結論である。 本書の初版は1944年で、DNAの構造はまだ発見されていなかったが、染色体を「暗号」と考えて生命の謎を物理学をもとにして解き明かす記述は、ほとんどワトソン=クリックの発見を予言しているかのようだ。今ではゴミのような本ばかり出している岩波書店も、半世紀前には本書のような名著を出していたわ
限りなき夏 (未来の文学) 作者: クリストファープリースト,Christopher Priest,古沢嘉通出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2008/05/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 40回この商品を含むブログ (53件) を見る ジーン・ウルフに代表されるように、娯楽小説と評価され得るジャンル内でも、作品内でわざと全てを語らず、何らかの要素を読み手の解釈または想像に委ねる作家が存在する。作品には曖昧模糊とした余白が出て来るわけだが、筆致がふくよかな場合、その余白からえもいわれぬエモーションが立ち上がることがある。プリーストの諸作はその最たるもので、作品の勘所では絶妙な感傷をまとう。しかも読みやすいのが素晴らしい。 この『限りなき夏』は8編の短編を収録している。いずれもプリーストの本領が発揮されており、実に楽しく、同時に実に味わい深い。愛をテーマにした作品が多い
Story Seller (ストーリーセラー) 2008年 05月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/04/10メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 222回この商品を含むブログ (64件) を見る 小説新潮の5月号別冊で、一人の編集者が独自に編集したものである。伊坂幸太郎・近藤史恵・有川浩・米澤穂信・佐藤友哉・道尾秀介・本多孝好の7作家が1編ずつ中編を寄せており、誌面は本当に小説(とスタイリッシュな挿絵的な写真のページ)で埋められており、雑誌に付き物の広告もほとんどない。活字も大きめ、本当に小説だけで勝負している。 内容であるが、それぞれの作家が持ち味を発揮しているし、しかも変に実験的な作品はないので、誰もが安心して読める。広くおすすめしたい。以下覚書。 伊坂はユーモラスな筆致と人生への前向きな姿勢の中に、色濃いペーソスを埋め込んでおり、まさにこの作家のイメー
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
4月に出た吉田豪著『バンドライフ』を今更読んだのだが、非常に面白かった。簡単にいえば、主に80年代後半~90年代初頭のバンド・ブーム期に活躍したミュージシャン20名にインタビューしている本である。というかサブタイトル「バンドマン20人の音楽人生劇場独白インタビュー集」がズバリ著わしているのだが。 さて最期に収録されている大槻ケンヂ・インタビューに、当時何かのミニコミで北村昌士と対談する予定だったのに、YBO2がそのまま打ち上げに行ってしまったので大槻一人のインタビューになった、というような話が出てくるのだが、それらしきミニコミを偶然持ってるので、せっかくだから載せておく。 『LILAS(リラ)』創刊号(1987年8/9月頃) 中里やす子編集。ZOA、北村昌士、大槻モヨコ、ばちかぶり、サラスヴァティなど、当時の日本のインディーズを中心に取り上げているが、ロンドン情報としてザ・スミスなどのラ
春日武彦新刊(光文社新書)。うつ病とくらべて、注目されることのほとんどない「躁(そう)病」。わたしも躁病のことはあまり知らなかった。おもしろ人間の観察がライフワークとなっている春日が、怖いもの見たさと好奇心まるだしで書いた一冊。春日の解説を通して、躁病の実際を知ることができた。医学的な解説というよりは(春日は精神科医である)、躁病を通して人生のもの悲しさをふと感じさせる、味わいぶかいエッセイのような趣もあり、春日ファンのわたしはたいへん満足でした*1。 春日によれば、うつ病が「心のかぜ」なら、躁病は「心の脱臼」だという。あり得ないぐあいに関節が曲がり、糸の切れた操り人形のような途方もない動きを示す脱臼のような症状。心の箍(たが)が外れ、秘められていたあらゆる欲望が全開となり、自己抑制がゼロになり、見る者に異様な印象を与える。うわっ、なんだこの人は。この本に書かれた躁病の症例をひとつひとつ読
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