日本でオムニチャネルという言葉が使われ始めたのは、2013年ごろからである。「オムニ」とは「様々な」とか「あらゆる」という意味。企業が持つ複数の販売チャネルを融合する概念がオムニチャネルだ。 オムニチャネルという言葉はここ2~3年で急速に普及したが、その日本でのきっかけを作り、そしてまた日本最大規模のオムニチャネルを実際に構築しているのは間違いなく、セブン&アイ・ホールディングスである。 グループ傘下に、全国約1万8000カ所に店舗網を抱えるセブン-イレブン・ジャパンがあるセブン&アイは、国内で圧倒的な販売力を誇る。そのセブン&アイが「第二の創業」として掲げた新戦略がオムニチャネルだった。セブンイレブンに代表されるリアルの店舗網とインターネットを融合し、顧客にいつでもどこでも商品を提供できる体制を整えようとしている。 そのオムニチャネルを現実のサービスとして具体化したものが、2015年11
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