話題作がひしめき合う2024年の夏クールドラマだが、個人的にもっとも楽しんでいるのが、乃木坂46の与田祐希が主演を務める『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』だ。 テレビ東京の「木ドラ24」で放送されている本作は、派遣社員のリコこと小向璃子(与田祐希)が、祖父の死をきっかけに実家に帰省する場面から始まる。 祖父の遺品となった作りかけのプラモデル「ガンダム・バルバトス」を完成させるため、彼が通っていた矢島模型店へとリコは向う。そこでプラモを完成させたことがきっかけでリコはプラモ作りの魅力を知るのだが、同時に、生前は気づかなかった祖父の意外な顔を知ることになる。 『量産型リコ』はリコがプラモ作りという趣味を通して変わっていく姿を描いた深夜ドラマで、企画・原案・脚本は畑中翔太が担当している。 今回でシーズン3となる人気シリーズだが、主演の与田と出演俳優は一部重なっているものの物語上