アメリカのバイデン政権はガザ地区でのイスラエル軍の軍事作戦で人道状況への影響が懸念されるとしてイスラエルに対し、30日以内に改善するよう求めていましたが、12日、一定の改善がみられたとして軍事支援を停止する措置は行わない考えを示しました。 アメリカ政府は10月13日、ガザ地区でのイスラエル軍の軍事作戦で人道状況への影響が懸念されるとして、改善を求める書簡を送り、30日以内に具体的な改善がみられない場合は、軍事支援を停止する可能性を示唆していました。 これについて、国務省のパテル副報道官は12日、記者会見で「一定の改善がみられた。アメリカの方針に変更はない」と述べ、イスラエルが支援物資を搬入する新たな検問所の開放などに取り組んだことを評価するとして軍事支援を停止する措置は行わない考えを示しました。 その上でガザ地区の状況について「人道的な危機が続いている。改善が長期的に継続することを望んでい