どれも、北海道の病院などで年配の方がよく使う言葉です。「腹がニヤニヤする」「体がこわい」のほかに、「膝がやむ」「立つのがゆるくない」「心臓がぱふらめく」「あんべわりい」などもよく使われますが、北海道に来たばかりのお医者さんは、彼らが何を訴えているのか、そのニュアンスを理解するのが難しいのではないでしょうか。 2011年の東日本大震災で、日本中から医者や看護士が被災地に集まり医療活動に当たりましたが、地元の被災者の方々が体の症状を訴える方言がわからず苦労したといいます。そのため、震災後には方言で使われる医療用語のデータベースもつくられています。 今年は地震や豪雨、台風などの自然災害が多発し、多くの医療関係者が被災地に集まりました。自治体によっては、他府県から来たお医者さんが地元の年配の方が方言で訴える症状を理解してもらえるような取り組みも始まっているようです。 北海道ではよく、庭仕事をした後