数学ガール/ゲーデルの不完全性定理 (数学ガールシリーズ 3) 作者: 結城浩出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2009/10/24メディア: 単行本購入: 37人 クリック: 930回この商品を含むブログ (149件) を見る結城浩先生の数学ガールシリーズの第3巻。タイトル通りゲーデルの不完全性定理がテーマ。このテーマはある種定番なので、どう料理するのかなと思いながら読み進めた。 無限(ε-δ)の話が絡んでいるなとか、ラッセルのパラドックスが意外とさらりと流しされてるなとか、読み進めていたのですが、第10章は途中で挫折。いや、字面を追うくらいならできますが、ゲーデルの原論文の流れにほぼそのまま沿った論証の進め方だったので、びっくり。形式的な処理にこだわるところがキーと言えばキーなのでこれはこれで正しい説明なのだとは思う。物語中でも丸一日かけて説明したことになっているわけです