回答 はるさめ(春雨)は、とうめん(豆麺、唐麺、凍麺)ともいわれ、もともと中国で緑豆を原料とした緑豆でん粉からつくられていたものです。これが緑豆はるさめで、細い粉絲(フェンスー)や幅広の粉条(フェンティヤオ)などがあり、現在も日本に輸出されています。一方、日本でよくつくられている、じゃがいもでん粉やさつまいもでん粉を原料にしているものは、昭和10年代に日本で開発・製造され、第二次世界大戦後にはるさめ(春雨)の名が一般化しました。緑豆はるさめの方が、じゃがいもでん粉やさつまいもでん粉を原料にしたはるさめよりも煮崩れしません。製法は、原料の一部を糊化させ、これに残りの原料を加えて十分にこね、小さな穴から熱湯中に押し出して、瞬間的に糊化させます。その後、冷却・凍結し、解凍した後乾燥します。凍結処理により糊化したでんぷんが老化することにより煮崩れしにくくなります。緑豆はるさめには冷凍処理をしないも