自衛隊という漢字を見れば「自分の国を衛る隊」という意味合いになっている。 その名前通り専守防衛の為に存在している防衛力であり、単に日本の「国土」を防衛するだけでなく、災害のレスキューなども行って「国民を衛る」ための存在でもある。 憲法上で自衛隊が違憲か合憲かはさておき、自衛隊そのものが日本に必要な存在であることは確かだ。しかし、小泉純一郎による解釈改憲が行われ、イラク派遣が為された前科から、安倍政権になって自衛隊は「自衛隊ではなくなってきている」という事態が起きている。2020年、再び自衛隊への中東派遣が決定された。そこから日本が受ける恐れのある弊害について考察しよう。 自衛隊は英語で言うと Self‐Defense Forceと言う。 名前通り自国防衛に徹することが想定された組織だが、果たして外国から見て中東に派遣される自衛隊は「自衛隊」なのだろうか。 彼らは兵器を持ち、迷彩服に身を包み